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カート

カートが空です

Story

OPENING

私はコーヒーが大好きです。
一日5杯は毎日飲んでいます。起床時、仕事中、育児中、そして就寝前。
コーヒーを飲む瞬間、日常に安らぎを感じます。
「幸せだな」と心が満たされ、五感をフルに働かせて格別なコーヒーの美味しさを味わうのです。

もともとカフェ巡りが趣味で、会社員時代からさまざまなお店のコーヒーを飲んできました。
そもそもコーヒーが好きになったきっかけは、日本でスペシャルティ―コーヒーを広めた先駆者として知られる「丸山珈琲」のコーヒーを初めて飲んだことです。
それまで「カフェラテなら飲めるけどブラックは…」という感じで、コーヒー=苦いもの、紅茶のほうが好き、と思っていた私。
ところが丸山珈琲さんの一杯を口にしたとき、「コーヒーってこんなに香り高くて、爽やかなんだ!」と感動しました。

以来、コーヒーが大好きになり、話題の豆を購入しては自宅で挽き、フレンチプレスで淹れて楽しむようになりました。
そんな私にとって、コーヒーの道を新たな職業として選ぶことは自然な流れでした。

アナウンサーから、焙煎の世界へ

テレビ局のアナウンサーとして11年間、報道、スポーツ、バラエティと幅広い現場で経験を積ませていただきました。
2019年に結婚し、静岡県浜松市に移住。
新しい土地でフリーのタレント・アナウンサーとして活動を始める傍ら、コーヒーの勉強をスタートしました。

飲み手としてだけでなく、作り手になるにはどうしたらいいだろう。
特に魅せられたのが「焙煎」でした。

コーヒーは、生産国で摘まれたチェリーが脱殻され、緑色の生豆として輸出されます。
それをロースターが煎ることで、香り高いブラウンの豆として消費者の元に届くのです。
「できるだけ味わいに影響を与えられる側になりたい」「技術を磨ける立場でいたい」と思い、自分にできる挑戦として焙煎の練習を始めました。

最初はメルカリで購入した手廻し焙煎機からのスタート。
ゴロゴロと重い窯を回すときのトキメキは、今でも忘れられません。

その後、2021年に小型焙煎機 Coffee Discoveryを購入。
まるで蒸気機関車をキッチンサイズにしたようなその姿に惚れ込み、機能の精密さにも感動しました。

月1回のオンライン販売、そして次の挑戦へ

数年間、焙煎の練習を重ね、2025年1月から念願だった月1回のオンライン販売をスタート。
少量生産のため在庫はわずかでしたが、販売するとすぐに完売。
ご注文くださるお客様一人ひとりに、今の自分ができる限りの最高のコーヒーを届けたいと、毎回ワクワクしながら焙煎していました。

活動の拠点として、浜松市の街中にあるリノベーション空き家を借りることもでき、少しずつ「お店」と呼べる形が見えてきました。

もっと多くの方に届けられる体制を整えたい。
そう願っていたとき、福島珈琲さん(中古焙煎機の代理店)とのご縁があり、そこで出会ったのが5kgのPROBAT焙煎機でした。

クラシカルで上品な見た目に一目惚れし、「この焙煎機は繁盛店で活躍していた縁起のいい機械なんだよ」という言葉にも心を動かされました。
今でも、その姿を見るたびに心が躍ります。

静岡県の「創作珈琲工房Crear」内田一也さんに師事し、データだけでなく感覚を大切にする焙煎を学びました。
豆の反応を、色・香り・音で観察しながら、科学的理解に基づいて焙煎を進めていく――。その奥深い魅力に、ますます惹き込まれていきました。

renag coffee のこれから

誰が飲んでも「これが好き」と思えるような一杯に出会えるお店でありたい。
浅煎りから深煎りまで幅広くラインアップを揃え、すべての人を温かく受け入れられる場所にしていきたいと思っています。

そして何よりも、自分が心から“美味しい”と感じられるコーヒーだけを届けたい。それが renag coffee のいちばんのこだわりです。

私自身が丸山珈琲で初めてスペシャルティコーヒーを飲んだときに感じた、あの衝撃と感動のように——誰かの“コーヒーが好きになるきっかけ”になれるお店を目指しています。

コーヒーは、実は「コーヒーチェリー」と呼ばれるフルーツから生まれます。
現在は、その果実が持つ甘みと風味を最大限に引き出す焙煎を追求していますが、いつかは原点である生産地を訪れ、自らの手でコーヒーチェリーを買い付ける体制を整えたい。
生産者の想いに触れながら、一粒の豆が生まれる現場からお客様のカップまで、その物語を丁寧につないでいけるようなロースターを目指していきます。

一杯のコーヒーとともに、皆さまの日々にそっと寄り添える存在でありたいです。

虎が見守るコーヒー屋

renag coffee のパッケージをよく見ると、木陰から虎がこちらを覗いています。
オーナーが寅年(その中でも強いとされる“丙寅”であることを気に入っています笑)であることから、このお店とお客様をつなぐ“橋渡しの象徴”として虎を登場させています。
実は、子虎もいるんですよ。
このファミリーが紡ぐストーリーも皆様と一緒に楽しんでいきたいです。